NY外為市場ではECB高官のタカ派発言を受けてユーロ買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1857ドルまで上昇し、ほぼ1カ月ぶり高値を更新。ユーロ・円は130円12銭から130円45銭まで上昇した。ユーロ・ポンドは0.8583ポンドから0.8603ポンドまで上昇し、7月22日来の高値を更新した。

ドイツ連銀のバイトマン総裁はフランクフルトでの講演で、緩和策が依然適切だが、インフレ見通しの上方リスクが優勢となっており、過度のインフレリスクを無視すべきではないと述べた。また、PEPPは緩やかに解消しながら終了すべきと加えた。

スロベニア中銀のボシュティアン・バスレ総裁も、ECBは高インフレのリスクを無視しないとした。ただ、現状で賃金インフレが欠けているとコメント。


<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ買い優勢、独連銀総裁がインフレ見通しの上方リスクに言及