(14時40分現在)

S&P500先物      4,532.00(+11.50)
ナスダック100先物  15,617.75(+35.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は90ドル高。NY原油先物(WTI)はプラスを維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


8月31日の取引で主要3指数は下落。前日に過去最高値を更新したS&Pとナスダックは下げに転じ、続落のダウは39ドル安の35360ドルで取引を終えた。この日発表されたシカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想外に弱く、正常化期待の後退で売り優勢の展開に。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による緩和長期化への思惑も広がり、指数の下げを抑えた。一方、長期金利が上昇基調に振れ、ハイテク株は下げ幅を縮小した。


本日は底堅い値動きか。アフガニスタン情勢の混迷は、引き続き買いを抑制する要因になりやすい。また、FRBの金融政策に思惑が交錯するなか、今週末の雇用統計発表に向け経済指標が手がかりになりそうだ。今晩のADP統計は民間部門雇用者数が前月から大きく改善するとみられ、引き締めが意識されれば買いは後退する見通し。ただ、その後のISM製造業景況感指数は伸びが鈍化するとみられ、緩和政策の維持を見込んだ買いが予想される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:底堅い値動きか、経済指標出思惑交錯