COMEX金12月限終値:1819.50 ↑24.30

27日のNY金先物12月限は上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+24.30ドルの1819.50ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1785.20ドル-1821.90ドル。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこの日行われたオンライン形式の講演で「アメリカ経済は、金融当局者が債券購入の段階的縮小開始の前提条件としているインフレ目標に向けて、一段と顕著な進展を遂げるとの基準を満たした」と指摘した。ただ、「デルタ変異株の感染もさらに拡大した」と指摘し、「われわれは、今後入手するデータと変化するリスクを慎重に見極めていく」との見方を伝えた。講演は市場関係者の想定に沿った内容だったことから、長期金利の上昇に対する警戒感は低下し、金先物は強い動きを見せた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY金:上昇、パウエルFRB議長の講演内容は想定の範囲内