19日の日経平均は反落した。4日連続でザラ場高値が5日線に届かない一方、7月30日の直近安値27272.49円を一時下回った。ローソク足は長めの上ヒゲを伴う陰線を引いて強い売り圧力を窺わせた。一目均衡表では転換線が下降を続け、基準線も下向きで終了。遅行線は応当日株価の上昇もあって弱気シグナルが一段と鮮明になった。ボリンジャーバンド(25日ベース)で本日終値は-1σを下放れた。8月12日の一時+1σ接近をピークとする下降トレンドが明瞭となる一方で、25日線との下方乖離率は1.86%と小さく、RSI(14日ベース)が中立圏内の41.20%にとどまって下落余地を残しており、-2σ割れによる下値拡張局面入りが警戒される。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:反落、上ヒゲ伴う陰線で7月安値割れ