(14時40分現在)

S&P500先物      4,454.25(-0.25)
ナスダック100先物  15,069.50(-9.00)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル高。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。


12日の取引で主要3指数は上昇。ナスダックはプラスに転じたほか、3日続伸のダウは小幅高ながら35500ドル近くに値を切り上げ、またも過去最高値を更新した。長期金利は持ち直しているが、この日は一段の上昇が抑えられハイテク株の買戻しが相場をけん引。一方、インフラ投資法案の上院可決により正常化期待の買いが続き、関連セクターを押し上げた。ただ、過熱感から利益確定売りも目立ち、指数は失速する場面もあった。


本日は上げ渋りか。インフラ投資法案への期待感から、引き続き早期正常化への期待による買いが入りやすい地合いとなろう。また、金利高一服によりハイテク株への買いが継続すれば、指数はさらに上値を伸ばす可能性もある。ただ、今週発表されたインフレ指標はおおむね底堅く、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測を強める要因となっている。投資家心理は良好だが、週末に向け利益確定売りが見込まれ、指数を下押ししそうだ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:上げ渋りか、週末に向け調整の売り