5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円42銭から109円79銭まで上昇して、109円78銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数は減少し、労働市場の改善が示されたことを好感して長期金利は上昇。この動きに伴うドル買い・円売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1857ドルまで上昇後、1.1831ドルまで反落して1.1832ドルで引けた。ユーロ・円は129円68銭から130円01銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3899ドルから1.3949ドルまで上昇した。英中央銀行は金融政策委員会の会合で、金融政策の据え置きを市場の予想通り決定した。ただ、決定が7対1となり、ソーンダース委員が債券買い入れの減額を主張したこと、公表された声明で8月の金融政策会合で経済が広範に予想通り展開した場合、いくらかの引き締めの必要性が示唆されたため、ポンド買いが強まった。ドル・スイスは0.9052フランまで下落後、0.9073フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米雇用情勢の改善期待でドル買い強まる