29日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円90銭まで上昇後、109円47銭まで反落し引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が当面緩和策を維持するとの見方や米4-6月期GDP速報値が予想を下回る伸びとなったためドル売りが強まった。その後、同期GDP価格指数が1981年来で最大の伸びを記録したため金利上昇に伴い一時ドル買いが優勢となる局面もあったが、先週分新規失業保険申請件数が予想外に2週連続で40万件台となったほか、6月中古住宅販売成約指数も予想外のマイナスに落ち込み、回復への期待が後退しドル売りが再燃。

  
ユーロ・ドルは1.1870ドルから1.1891ドルまで上昇し、引けた。

  
ユーロ・円は130円56銭まで上昇後、130円12銭まで反落。

  
ポンド・ドルは1.3951ドルから1.3982ドルまで上昇。



ドル・スイスは0.9087フランから0.9055フランまで下落した。






[経済指標]・米・4-6月期GDP速報値:前期比年率+6.5%(予想:+8.4%、1-3月期:+6.3%←+6.4%)・米・4-6月期個人消費速報値:前期比年率+11.8%(予想:+10.5%、1-3月期:+11.4%)・米・4-6月期GDP価格指数:前期比+6.0%(予想+5.4%、1-3月期+4.3%)・米・先週分新規失業保険申請件数:+40万件(予想:38.5万件、前回:42.4万件←41.9万件)・米・失業保険継続受給者数:326.9万人(予想:318.3万人、前回:326.2万人←323.6万人)・米・6月中古住宅販売成約指数:前月比-1.9%(予想:+0.0%、5月:+8.3%←+8.0%) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 7月29日のNY為替概況