ダウ平均は299.17ドル安の34,687.85ドル、ナスダックは115.89ポイント安の14,427.24で取引を終了した。

6月小売売上高が予想外のプラスに改善したため強い回復への期待が高まり、寄り付き後、上昇。しかし、7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したため期待が後退し、下落に転じた。さらに、国内でも新型コロナウイルスデルタ株感染が急増していることが明らかになると回復が損なわれるとの懸念が広がり、引けにかけて下げ幅を拡大。セクター別では、公益事業が上昇した一方で、エネルギー、銀行が下落した。

バイオのモデルナ(MRNA)は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが同社をS&P500種株価指数の構成銘柄に採用する計画を発表し、大幅高。ゲームソフトウェア開発会社会社のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)はオンライン小売のアマゾン(AMZN)やソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)などがゲーミングプラットフォーム市場参入のため同社を買収対象としているとの噂に上昇した。

金融サービスのステートストリートは第2四半期決算の内容が予想を上回り、上昇。一方、半導体メーカーのインテル(INTL)は半導体受託製造のグローバルファウンドリーズの買収を検討しているとの報道を受け売られた。代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)はアナリストの投資判断引き下げを受けて下落。

バイデン大統領は、欧州から入国するほとんどの外国人に対する渡航制限を数日内に解除することを検討していると述べた。

(Horiko Capital Management LLC)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株式市場は下落、新型コロナ変異株の流行を警戒