(14時50分現在)

S&P500先物      4,363.38(-4.37)
ナスダック100先物  14,919.50(+27.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は60ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場はまちまちでの取引となりそうだ。


14日の取引で主要3指数はまちまち。ダウは心理的節目の35000ドルを一時上抜けたが、同水準で定着できず44ドル高の34933ドルで取引を終えた。この日発表された生産者物価指数(PPI)は高水準の伸びを示し、インフレ高進を反映。一方、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言で、物価の高い伸びは向こう数カ月続いた後、鈍化するとの見解が示された。それを受け引き締め加速への観測は後退し、株買い要因となった。


本日は伸び悩みか。今晩発表の新規失業保険申請件数が予想通り前週から減少すれば、雇用情勢の改善を好感した買いが入りやすい。また、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が前回並みの内容を維持できれば、支援材料となりそうだ。さらに、パウエルFRB議長の議会証言は引き続き慎重姿勢とみられ、買いを後押ししよう。モルガンスタンレーやアルコアなどが注目される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、最高値圏で調整も