本日のマザーズ先物は続落が予想される。8日の米国株式市場は、東京で4回目の緊急事態宣言が発動され、東京五輪で「無観客」が決定されたとの報道をきっかけに新型コロナ変異株流行が世界経済の回復を妨げるとの懸念が強まり、寄り付き後、下落。
新規失業保険申請件数も予想外に増加したため、景気回復に懐疑的見方が広がり、終日軟調に推移した。史上最高値付近での利益確定売りにナスダックも下落。本日のマザーズ先物は、米国市場やナイトセッションが下落した流れを引き継ぎ続落でのスタートが予想される。国内では、米グーグルが日本での金融事業に本格参入すると日本経済新聞が報じている。スマホ決済メルペイを運営するメルカリ<4385>など既存の決済業者との競争激化懸念が高まり、スマホ決済関連銘柄が相場の重しとなることが予想される。日足のボリンジャーバンドではナイトセッションでマイナス2σの1128.0pt近辺まで下落しており、テクニカル的には売られすぎの位置まで下落しているようだ。本日の上値のメドは1164.0pt、下値のメドは1100.0ptとする。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続落、夜間取引でボリンジャーバンド-2σまで下落