ドル指数は92.24まで下落した。新型コロナウイルス変異株感染拡大などが景気回復を抑制するとの見方に、米国債相場が上昇。長期金利の低下に伴うドル売りに拍車がかかった。加えて、ISM製造業・非製造業指数の雇用指数が縮小に落ち込んだほか、週次の失業保険申請件数も予想外に増加し、労働市場の回復も遅く、FRBが早期に緩和縮小に動くとの思惑を受けたドル買いも後退しつつある。

ただ、重要な節目である200日移動平均水準の91.42は上回る水準を維持しており、中期的な上昇基調に変わりはないと考えられる。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル指数は依然200DMA上回る水準、中期的な上昇基調変わらずか