ダラス連銀のカプラン総裁はブルーンバーグTVインタビューで、広範に物価圧力が見られるとしたが、いくつかの物価圧力は「一時的」と、述べた。朝方発表されたADP雇用統計の結果は、我々の予想に一致したとし、雇用統計で急速な雇用の伸びを予想していないとした。

テーパリング開始は遅いよりも早い方が良いとの考えを繰り返したほか、テーパリングペースは緩やかになると指摘。

良好な雇用関連指標や金利先高感にもかかわらず米国債相場は上昇。10年債利回りは1.46%から1.44%まで低下した。ダウ平均株価は189ドル高。

ドル・円は110円51銭から111円10銭まで上昇した。金利先高感を受けたドル買いや株高に連れたリスク選好の円売りが強まった。ユーロ・ドルは1.1895ドルから1.1845ドルまで下落し4月来の安値を更新。ポンド・ドルは1.3870ドルから1.3803ドルまで下落した。

<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル高値探る、ダラス連銀総裁は早めのテーパリング開始を支持