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大幅反発。米バイオジェンと共同開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レカネマブ」について、アルツハイマー病治療を対象としてFDAからブレイクスルーセラピーの指定を受けたと発表している。ブレイクスルーセラピーの指定を受けることで、効率的な開発計画のための助言、審査迅速化、審査資料の段階的提出・審査などの制度が利用可能となる。今後の開発進展期待へとつながっているようだ。
ヤクルト<2267>:6110円(-340円)
大幅続落。長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」の策定を前日に発表している。2030年度の定量目標として、売上高5500億円、営業利益800億円などを掲げている。また、中期経営計画としては、25年3月期営業利益は21年3月期比で40%増の610億円を計画している。順調な収益拡大を見込む形だが、中期計画への期待感から足元で株価は上昇基調にあったため、目先の出尽くし感が優勢になっているもよう。
日新薬<4516>:9280円(+280円)
大幅反発。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も7300円から10500円に引き上げている。肺高血圧症治療薬ウプトラビのロイヤリティ収入の増加に加え、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤ビルテプソの立ち上がりが想定を上回るペースとして、業績予想を引き上げているもよう。また、24日には米国でビルテプソのフェーズ2試験データなども発表のもよう。
アイダ<6118>:938円(+38円)
大幅反発。東海東京証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を1240円としている。22年3月期営業利益は、会社計画45億円に対して53億円、前期比42.4%増を予想している。それ以降も増益期待があること、モータコア成形用の高速プレス機械という成長製品を持っていること、冷間鍛造技術が環境に優しいことなどを高評価の背景としているようだ。
住友林<1911>:2134円(-24円)
反落。1600万株の公募増資、上限240万株のオーバーアロットメントによる株式売出の実施を発表している。新株発行は最大で発行済み株式数の10.1%にあたり、株式価値の希薄化をマイナス視する動きが優勢になっている。公募価格の決定期間は7月5日から8日まで。調達資金は主に米国事業における運転資金及び長期借入金の返済に充当する。なお、同時に業績・配当予想の引き上げを発表しており、下支えにはなっているもよう。
アルマード<4932>:914円 -
公開価格(880円)を2.2%下回る861円で初値を付けた。会社設立は00年10月18日。卵殻膜を配合した食品、化粧品の企画・開発・販売などを手掛ける。22年3月期の営業利益予想は前期比55.7%増の8.20億円。TV通販や直販が堅調に推移するほか、広告展開で新規獲得が進んでEC通信販売を主とする外販(OEM販売)が伸び、利益が拡大すると見込んでいる。
SOSEI<4565>:1767円(+32円)
大幅に3日続伸。米バイオ医薬品企業のバイオヘイブンと提携中の新規低分子CGRP拮抗薬の第I相臨床試験で、最初の被験者への投与を実施したと発表している。第I相臨床試験の開始に伴うマイルストン(金額は非開示)と開発費を受領するほか、さらなるマイルストンやロイヤリティを受領する権利を持つという。同薬は、そーせいグループが見出した新規低分子カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬。
メルカリ<4385>:5660円(+470円)
大幅に続伸。21年6月期の営業損益を従来予想の15.00億円の赤字-15.00億円の黒字から45.00億円の黒字(前期実績193.08億円の赤字)に上方修正している。国内のメルカリの好調に加え、定額払いの利用増に伴いメルペイの収益力強化が進捗しているため。広告宣伝費を想定以上に削減したことも増益に寄与する。メルカリは18年6月期の上場以来営業赤字が続いており、初の黒字となる見通し。 <ST>