15日の日経平均は続伸した。昨日の75日線上放れに続いて本日は7日ザラ場に付けた直近高値29241.20円を終値で上回り、ボックス離脱を達成した格好。ローソク足はマド空け陽線で強い買い圧力を示し、株価下では25日線が上向きに転換。一目均衡表では
終値の雲上限越えと遅行線の強気転換で三役好転が完成し、買い手優位の形状となった。25日線との上方乖離は2.85%と小さく、RSI(14日ベース)は過熱圏入りの70%を下回る67.95%で上値余地を示唆している反面、ストキャスティクスは%Kが94.48%とほぼ上限に到達してスピード調整リスクも窺える。目先の上値目標では5月10日高値29685.41円が意識され、同水準を上抜ければ3万円奪回への展望が開けてこよう。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:続伸、三役好転も25日線乖離では上値余地