4日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円13銭から109円37銭まで下落して引けた。米5月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びは4月から拡大したものの、予想に満たず、景気や雇用の過熱が示されなかったためFRBの長期にわたる大規模緩和維持が正当化されるとの見方に米国債利回りが低下。ドル売りが優勢となった。


ユーロ・ドルは1.2110ドルから1.2185ドルまで上昇して、引けた。

ユーロ・円は133円70銭から133円14銭まで下落。

  
ポンド・ドルは1.4125ドルから1.4200ドルまで上昇した。英国中央銀行のカンリフ副総裁副総裁はBBCとのインタビューで、「経済にかなり強い反動が見られる」と、景気に楽観的見解を示しポンド買いが優勢となった。

ドル・スイスは0.9040フランから0.8982フランまで下落した。

【経済指標】・米・5月非農業部門雇用者数:前月比+55.9万人(予想:+67.5万人、4月:+27.8万人←+26.6万人)・米・5月失業率:5.8%(予想:5.9%、4月:6.1%)・米・5月民間部門雇用者数:前月比+49.2万人(予想+61万人、4月+21.9万人←+21.8万人)・米・5月平均時給:前年比+2.0%(予想:+1.6%、4月:+0.4%←+0.3%)・米・5月労働参加率:61.6%(予想61.8%、4月61.7%)・米・5月不完全雇用率:10.2%(10.4%) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 6月4日のNY為替概況