(14時50分現在)

S&P500先物      4,207.88(+1.63)
ナスダック100先物  13,690.50(+16.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は10ドル安だが、NY原油先物(WTI)は強含み、本日の米株式市場はまちまちとなりそうだ。


2日の取引で主要3指数は上昇。S&Pとナスダックはプラスに転じ、5日続伸のダウは25ドル高の34600ドルで取引を終えた。連邦準備理事会(FRB)がこの日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、4月上旬から5月下旬にかけて経済は一段と上向いたと判断。新型コロナウイルスのワクチン接種の進展で、回復を先取りした買いが先行した。原油高を受け、エネルギー関連も堅調に。ただ、調整売りにより、終盤にかけて上げ幅を縮小した。


本日は上げ渋りか。今晩発表のISM非製造業景況指数は好不況の境目である50を大きく上回ると予想され、引き続き正常化を先取りした買いが入りやすい。原油高を背景としたエネルギー関連の買いも継続しよう。ただ、明日発表の雇用統計の内容を見極める展開で、一段の上昇は抑制される見通し。今晩の新規失業保険申請件数は前回から改善、ADP雇用統計は民間部門雇用者数の悪化が予想されており、売り買い交錯により指数の上昇は抑制されるとみる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:上げ渋りか、雇用統計を見極める展開