労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比−3.4万件の44.4万件と、前回から予想以上に減少し、昨年3月にパンデミックにより経済が封鎖されて以降最小となった。一方、失業保険継続受給者数は375.1万人と、前回364万人から減少。3月中旬来で最大となった。

同時刻に発表された米5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は31.5と、1973年以降で最高となった4月50.2から予想以上に低下。2月来で最低となった。

失業保険申請件数は予想以上に減少したものの5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想以上に低下したため、米国債相場は堅調推移。ドル・円は108円98銭から108円92銭まで下落。ユーロ・ドルは1.2208ドルまで上昇後は1.2200ドル前後で高止まりとなった。

【経済指標】
・米・5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:31.5(予想:41.5、4月:50.2)
・米・先週分新規失業保険申請件数:44.4万件(予想:45.0万件、前回:47.8万件←47.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:375.1万人(予想:362.0万人、前回:364万人←365.5万人)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】先週分新規失業保険申請件数/5月フィリー連銀製造業景況指数、ドルもみ合い