午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円60銭台で推移。日銀の黒田総裁は、午後の参院財政金融委員会の答弁で、ETFの買い入れについて、具体的な方針は市場に不測の影響を及ぼすので言及は控えると述べたもようだ。

一方、東京株式市場は日経平均が704.78円安と後場に入り下げ幅を拡大し、本日の安値圏での推移となっている。午前のTOPIX下落率はマイナス0.61%であり日銀によるETF買いの公算は低いとの見方から、リバウンド期待の買いが入りにくく、需給悪化懸念により上値の重い状態が続いているようだ。また、指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が2830円安と後場の高値より上げ幅を縮小していることも相場の重しとなっているようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:1ドル109円60銭台、日銀総裁・ETFについて言及避ける