米国株式市場は続落。ダウ平均は473.66ドル安の34269.16ドル、ナスダックは12.43ポイント安の13389.43で取引を終了した。アジア、欧州市場からの流れを継いで寄り付き後、下落した。サイバー攻撃により主要パイブラインの操業が停止されたことが響き、給油所ではガソリン不足が報告されており、価格の先高感がさらなるインフレ懸念につながった。さらに、中東の混乱が激化したため、売りが加速。しかし、引けにかけ、押し目からの買いにハイテク株が回復すると、ダウも下げ幅を縮小した。セクター別では、エネルギー、保険が大きく売られた一方、素材が買われた。

ソフトウェア開発会社のパランティア(PLTR)は第1四半期の収益43%増を発表したほか、第2四半期見通しが予想を上回ったため、上昇。オンラインゲーム開発のロブロックス(RBLX)は第1四半期の決算で収益や1日のアクティブユーザー数の前年比大幅増を発表し、上昇した。一方、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は米中関係の悪化を受け、上海工場を拡張し世界的な輸出拠点にするための土地取得計画を凍結したとの報道が嫌気され、下落。

スポーツ中継やニュースなどをライブ配信するフボTV(FUBO)は引け後に発表された決算が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ473ドル安、高インフレや中東情勢を警戒