27日のドル・円は、東京市場では108円08銭から108円39銭まで上昇。欧米市場では、108円21銭まで下げた後、108円78銭まで上昇し、108円74銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に108円台後半で推移か。米消費者信頼感の改善を意識して、ドル買い・円売りは継続する可能性がある。

米コンファレンス・ボード(CB)が4月27日に発表した4月消費者信頼感指数は、市場予想を上回る121.7となった。3月実績は109.0。4月実績は2020年2月以来の水準となった。新型コロナウイルスのワクチン接種が進展しており、サービス産業の営業活動再開などが消費者信頼感の改善につながった。4月の現況指数は139.6、期待指数は109.80でいずれも上昇した。市場関係者の間からは「消費者信頼感の改善は個人消費を後押しする要因となり、4-6月期の経済成長を支援する」との声が聞かれている。なお、米疾病対策センター(CDC)は27日、「新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人はマスク着用の必要はなく、散歩などの一部の屋外活動を安全に行える」との認識を示した。CDCのガイドライン改訂も個人消費を後押しする要因となりそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米消費者信頼感改善で円売り継続の可能性