NY外為市場では円売りが優勢となった。日銀は27日の金融政策決定会合で市場の予想通り、新型コロナウイルスにより損傷した経済立て直しのための大規模な金融緩和策の維持を決定。同時に、2021年度の物価見通しを引き下げた。このため、市場では日銀がさらに長く、大規模緩和を維持するとの見方が強まり円売りが優勢となっている。

ドル・円は108円21銭から108円55銭まで上昇し19日来の高値を更新。ユーロ・円は130円80銭から131円12銭まで上昇し2018年10月来の高値を更新した。ポンド円は150円43銭から151円10銭まで上昇し20日来の高値を更新。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:円売り優勢、BOJはさらに長く大規模緩和を維持するとの見方