21日の日経平均は大幅続落した。終値は下降中の25日線を下放れ、5日線と25日が短期デッドクロス(DC)を形成して下落トレンドの強まりを窺わせた。一目均衡表では終値が雲下限を下回ったほか、転換線が基準線を上から下に抜けて三役逆転を示現したため、売り手優勢の地合いが長期化するリスクに留意が必要となろう。ボリンジャーバンド(25日ベース)は-2σ割れで終了してレンジの下方シフト開始を示唆。RSI(14日ベース)は35.44%と中立ゾーン下限を下回ったが、25日線とのスプレッドが-3.20%と「売られ過ぎ」圏入りの目安となる-5%に届いていないこともあり、下落余地が残っているもようだ。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:大幅続落、短期DCと三役逆転を示現