(14時50分現在)

S&P500先物      4,159.38(-3.12)
ナスダック100先物  13,990.25(-23.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル安。NY原油先物(WTI)は下げ渋るものの、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


15日の取引で主要3指数は上昇。S&Pとナスダックは反発し、続伸のダウは305ドル高で初の34000ドル台に浮上した。この日発表された経済指標が軒並み大きく改善し、早期正常化への期待感から買いが先行。特に、小売売上高が堅調となり、強い国内総生産(GDP)への思惑が広がった。また、本格化する決算発表でも好業績が目立ち、指数を押し上げた。一方、長期金利の低下が進んだことでハイテク株買いも強まり、相場をけん引した。


本日は上げ渋りか。新型コロナウイルス向けワクチンの接種に関し不透明感は短期的に弱まり、買いが入りやすい地合いとなりそうだ。今晩発表の経済指標で、住宅関連統計やミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は改善が見込まれ、前日に続き早期正常化に期待が高まる見通し。また、決算発表でモルガン・スタンレーなどの好業績が示されれば、上昇基調を強める要因に。ただ、金利先高観で積極的な買いは抑えられるほか、週末に向けた売りが上値を抑制しよう。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:上げ渋りか、週末を控え終盤は売りも