15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円88銭まで上昇後、108円61銭まで下落して、108円76銭で引けた。この日発表された3月米小売売上高、4月フィラデルフィア連銀景況調査、4月NY連銀製造業景況指数は予想を上回ったほか、週次新規失業保険申請件数も予想以上に減少したため、景気回復への期待が高まり、ドル買いが一時強まった。しかし、米長期金利の低下に伴いポジション調整的なドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1956ドルまで下落後、1.1984ドルまで反発し、1.1967ドルで引けた。ユーロ・円は130円32銭から130円03銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3807ドルまで上昇後、1.3772ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9246フランまで上昇後、0.9207フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利低下でドル売り強まる