12日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円26銭まで弱含んだのち、109円46銭まで上昇して、引けた。対欧州通貨でのドル売りが優勢となったのち、冴えない米国の3年債、10年債入札結果を受けた長期債利回りの上昇に伴うドル買いに底堅い展開となった。

ユーロ・ドルは1.1902ドルから1.1919ドルまで上昇し、引けた。予想を上回ったユーロ圏2月小売売上高に加え、フランスなどでワクチン接種ペースを加速させており、ロックダウンがいずれ解除され経済活動が再開されるとの期待にユーロ買いが再燃。

  
ユーロ・円は130円20銭から130円39銭まで上昇した。

  
ポンド・ドルは1.3777ドルまで上昇後、1.3730ドルまで反落。英国で12日から、ロックダウンが一部解除されたため、回復期待にポンド買いが優勢となった。

ドル・スイスは0.9241フランから9213フランまで下落した。


  [経済指標] ・米・3月財政収支:-6596億ドル(予想:-6580億ドル、20年3月:-1191億ドル) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 4月12日のNY為替概況