日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.25pt(低下率1.33%)の18.61ptと低下している。なお、今日ここまでの高値は22.96pt、安値は18.50pt。

昨日の米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225は上昇して始まったが、取引開始後は売りに押され、日経225先物は下げに転じ、下げ幅を広げた。しかし、日経平均が昨日までの3日続伸で900円を超す上げとなったこともあり、今日の下げは当然のスピード調整との見方もあり、市場心理が大きく悪化することはなく、日経VIは概ね昨日水準近辺での動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均VIは小幅な動き、株価下落はスピード調整との見方も