5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円53銭から109円96銭まで下落して110円18銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げの可能性は一部で予想されるほど高まっていないとの見方が広がり、長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1756ドルから1.1820ドルまで上昇して1.1813ドルで引けた。ユーロ・円は129円87銭まで弱含んだのち、130円20銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3862ドルから1.3913ドルまで上昇。英国のジョンソン首相はパンデミック感染拡大の抑制を目指した規制を12日から緩和開始する計画を明らかにしたため、景気回復の遅れを警戒したポンド売りは後退した。ドル・スイスは0.9427フランから0.9354フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利低下でドル売り優勢