5日の日経平均は3営業日続伸し、3月18日以来の終値3万円奪回。新値3本足とパラボリックがそろって陽転し、短期的な上昇圧力の強まりを窺わせた。一目均衡表では株価が雲上限との乖離幅を広げて買い手優勢が一段と鮮明になった。転換線は上向きをキープして基準線上抜けによる三役好転の完成が迫っており、先週末の25日線上向き転換に続いてチャート形状は連日強気側へシフトしている。RSI(14日ベース)は51.95%と中立圏中央付近にとどまり、25日線との上方乖離率は2.49%と過熱ラインの5%
まで余裕を残しているため、短中期的な上値余地は大きそうだ。ただ、ローソク足は寄り引けほぼ同値で「星(上下のヒゲの短い十字線)」を示現し、足元では売り買いが拮抗しているもようだ。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:3日続伸、3万円奪回しパラボリと新値足陽転