米国株式市場は上昇。ダウ平均は171.66ドル高の33153.21ドル、ナスダックは233.23ポイント高の13480.11で取引を終了した。バイデン大統領が発表した大型インフラ計画が景気をさらに押し上げるとの期待に寄り付き後、上昇。3月ISM製造業景況指数が1983年来で最高を記録する良好な結果を好感し、上げ幅を一段と拡大した。また、長期金利の低下を受けてハイテクも買われ、上昇を後押し。終日堅調に推移した。セクター別では、半導体・同製造装置、エネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。

デジタル・ソリューション・プロバイダーのウエスタンデジタル(WDC)は、日本の半導体メーカー、キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)買収を検討していると報じられ、上昇。同じく、キオクシアの買収を模索しているとされる同業マイクロン・テクノロジー(MU)も、加えて予想を上回った決算や第3四半期の業績見通しが好感され、上昇した。一方で、製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は新型コロナウイルスワクチンの生産委託先の工場で人為的ミスが生じ供給に遅れが生じていることが報じられ、下落。自動車販売のカーマックス(KMX)は予想を下回った決算が嫌気され、下落した。

暗号通貨取引所コインベースは、4月14日にナスダック証券取引所に上場、ティッカー(COIN)で取引を開始する計画を発表した。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ171ドル高、大型インフラ計画やISM製造業景況指数を好感