(14時50分現在)

S&P500先物      3,970.62(+3.12)
ナスダック100先物  13,137.25(+47.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル安。NY原油先物(WTI)はプラスを維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


3月31日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックはプラスに転じたが、ダウは85ドル安と続落し33000ドルを小幅に割り込んだ。この日発表されたADP雇用統計で民間部門雇用者数は予想を下回ったものの、前回から大幅に増加し雇用情勢の改善への期待が高まった。また、バイデン政権による大型インフラ投資を主体とする追加対策を受け景気回復を先取りした買いが続いた。ただ、短期的な過熱感による調整の売りが強まり、ダウを下押しした。


本日は底堅い値動きか。月末・期末にかけて最高値更新など強気相場が鮮明となったことから、引き続き調整が出やすい。高水準の長期金利を受け、ハイテク株などは売られやすい展開となろう。ただ、大型インフラ投資への期待感は継続し、地合いは良好とみられる。今晩発表の新規失業保険申請件数は減少が予想され、明日の雇用統計の改善に思惑が広がる見通し。また、ISM製造業景況指数の一段の上昇で早期正常化を先取りした買いは根強く、指数は下げづらいだろう。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:底堅い値動きか、早期正常化への期待継続