みなさん、こんにちは!フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。新型コロナウイルスによる先行き不安が、多くの方にとってお金について真剣に考え直すきっかけとなっている中、初めて投資を始める方が増えています。特に20,30代の若年層の参入が目立つというのが特徴とのこと。投資をするのは、より年齢が高い層で、かつお金持ちの方たちがするものだ、という今までのイメージは薄れつつあります。ただ、有望な株式を探すためにネットで検索してみると、検索結果は情報の海でどうピックアップしてよいのか悩んでしまいます。それでは、どのように具体的な銘柄を見つければよいのでしょうか。
■日常生活の中から有望株を発掘する
みなさんがよく商品を買っている店舗を運営する企業や、自分の趣味に関わる業界、よく通っている飲食店など、日常の身近なところに有望株のヒントはあります。例えば、キャンプブームが挙げられます。グランピングの流行で新規の客層が増え、かつキャンプアニメ「ゆるキャン△」の放送やインスタグラムの「映え写真」の拡散により、2015年頃からキャンプブームがじわじわと再来しました。さらにコロナ禍でも三密を回避した上での娯楽として注目されます。元々キャンプが趣味だった方は、キャンプ地が徐々に混雑していったこと、キャンプ道具のメーカーが増えていったことなどから、キャンプブームが過熱するよりも前に気づいていたことと思います。アウトドア銘柄としては、同ブランドを手掛ける「スノーピーク」<7816>があります。2020年3月13日の安値513円から2021年3月19日には3,390円の高値をつけています。他のアウトドア銘柄としては、アウトドアで使える衣類やグッズを安く提供しているワークマン<7564>、スポーツアパレルメーカーのゴールドウイン<8111>、デサント<8114>、ヒマラヤ<7514>、アルペン<3028>などが挙げられます。日ごろからキャンプをされている方は、どの店舗、ブランドが人気なのか、肌感覚として把握しているものではないでしょうか。
■株価に反映される前に情報をキャッチする
こういったトレンドが株価に反映されるのは「ちょっと遅い」と、アナリストの間でも言われています。理由は、対象分野の方たちの中で話題になり、ニュースになるまでにはタイムラグがあるため、投資家が知るまでに時間がかかるのです。株式市場は効率的と言われていますが、こういった情報は数字にすぐ出てくるものではありません。ここで、みなさんの持っている「好き」ということを活かして、株式投資という視点で見てみるとまた別の楽しみ方ができるのかもしれません。成長銘柄を見つけるための一つの手がかりとして、一度ご自身の好きな分野に関わる企業を掘り下げてみてはいかがでしょうか。

※本コラムは個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ

掲載元:SBI証券「知っトクおかねコミュニティ」 https://www.beach.jp/community/SBISEC/index


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情報提供元: FISCO
記事名:「 あなたの趣味が成長銘柄のヒントに繋がる