米国株式市場はまちまち。ダウ平均は85.41ドル安の32981.55ドル、ナスダックは201.48ポイント高の13246.87で取引を終了した。バイデン大統領の発表を控え、大型インフラ計画が回復をさらに支援するとの期待に、寄り付き後、上昇。月末、四半期末で利益確定売りが目立ったほか、増税や債務拡大への懸念に上値が抑制され、引けにかけてダウは下落に転じた。ハイテクは売られ過ぎとの見方から買いが再燃。ナスダック総合指数は上昇した。セクタ—別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方で、保険、銀行が下落。

製薬会社のファイザー(PFE)は同社製ワクチンが子供にも有効であると発表し、上昇した。オンラインのペット用品小売りチューイ(CHWY)や小売りドラッグストアチェーンのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は決算が予想を上回り、上昇した。また、ITのマイクロソフト(MSFT)は拡張現実システムヘッドセットを巡り、219億ドル規模の10年間の契約を米国国防総省と結び、上昇。一方、自動車メーカーのフォード(F)は、半導体不足で4月5日から12日まで工場を閉鎖すると発表し、下落した。

半導体メーカーのマイクロン・テクノロジー(MU)は引け後に決算を発表。予想を上回った結果を受けて、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ85ドル安、大型インフラ計画への期待