本日のマザーズ先物は反発が予想される。25日の米国市場はパウエルFRB議長の発言を受け、金融緩和縮小への警戒感から寄り付き後、下落した。しかし、失業保険申請件数が1年ぶり低水準に改善したほか、バイデン大統領が就任後100日間のワクチン配給目標を従来の1億回分から2億回分に引き上げると発表したため経済活動再開への期待が再燃し上昇に転じると、引けにかけ上げ幅を拡大。ナスダックは7年債入札結果が前回に続き低調にとどまり長期金利が上昇に転じたため小幅高にとどまった。本日のマザーズ先物は米国市場や、ナイトセッションが上昇した流れを引き継ぎ反発でのスタートが予想される。国内では時価総額上位のフリー<4478>が公募増資の売り出し価格を発表したことで、目先は売り出し価格へのサヤ寄せから需給悪化が予想されることで、相場の上値を抑えることが予想されている。日足チャートでは、昨日にボリンジャーバンドマイナス2σまで長い下髭を付けており、目先は底打ち感が出ているとの見方もあるようだ。本日の上値のメドは1205.0pt、下値のメドは1110.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反発、長い下髭で目先は底打ちか