23日午前の東京市場でドル・円は弱含み、108円後半から半ばに値を下げた。欧米諸国がウイグル自治区の人権問題をめぐる厳しい対中姿勢で警戒感が広がり、リスク回避的な円買いが主要通貨を押し下げた。一方、米長期金利の過度な上昇は抑えられ、ドルの方向感は乏しい。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円69銭から108円87銭、ユーロ・円は129円63銭から129円92銭、ユーロ・ドルは1.1922ドルから1.1941ドル。

【要人発言】
・イエレン米財務長官(予定原稿)
「2022年に完全雇用が戻る可能性」
「経済対策で景気回復可能と確信している」
・メルケル独首相
「現在非常に深刻な状況。食料品店のみ営業可能」
・米S&P
「トルコの資本規制のリスクは高まっているが、基本シナリオではない」



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は弱含み、欧米の対中姿勢を嫌気