NY外為市場では長期金利が再び上昇したためドル買いが強まった。ドル・円は108円80銭から109円04銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1905ドルから1.1874ドルまで下落し、10日来の安値を更新した。ポンド・ドルは1.3920ドルから1.3831ドルまで下落。

米連邦準備制度理事会(FRB)は19日、パンデミック対策の一環として昨年4月に講じた米大手銀に対する資本規制の特例的な優遇措置を3月末で終了すると発表。新型コロナウイルの感染拡大で金融市場が混乱したことを受け、大手銀が米国債を購入しやすいように規制を緩めていた。

措置の終了で、銀行は保有している米国債売却を強いられることになるため価格は下落。10年債利回りは1.75%まで上昇した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル買い再燃、米10年債利回り1.75%まで上昇、FRBの発表受け