19日午前の東京市場でドル・円は、109円03銭近辺で推移。アジア諸国の株式は総じて下げているものの、米長期金利の上昇を警戒してドル売りは引き続き抑制されているようだ。日本銀行の金融政策決定会合の結果判明を待つ状況だが、10年国債金利の変動幅は据え置きとなる公算であり、株安でも円買い拡大の可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円89銭から109円11銭で推移、ユーロ・円は129円74銭から129円93銭で推移、ユーロ・ドルは1.1904ドルから1.1921ドルで推移している。

・NY原油先物(時間外取引):高値59.94ドル 安値59.30ドル 直近59.74ドル

【売買要因】
・米長期金利の上昇
・日本銀行は10年金利の変動幅を現行程度にとどめる可能性
・米国の量的緩和策は長期間維持される可能性

<MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:アジア諸国の株安を警戒したドル売りは限定的か