10日の日経平均は小幅続伸した。5日線を下回ることなく推移し、ザラ場高値と安値はともに昨日水準を上回って下値での買い需要が確認された。反面、ローソク足は上ヒゲを伴う陰線で終了して上値の重さも示し、こう着感が強まった。一目均衡表では下向きの転換線が上向きの基準線を下回って三役好転後の買い手優勢の形状がついに終了した。ボリンジャーバンド(25日ベース)では-2σから+2σまでの各線が中心線側に集まる5本線収束が始まっており、もみ合いが長期化する可能性が増してきた点に留意したい。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:小幅続伸、一目均衡表は三役好転終了