午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=109円10銭近辺で推移。朝方発表された10-12月期のGDP改定値が11.7%となり、市場予想の12.6%、速報値の12.7%を下回った。また、1月の実質消費支出は6.1%減と市場予想の2.2%減を下回った。長期国債の指標である日本国債10年の利回り0.130%+0.020と債券価格は下落している。

一方、東京株式市場は日経平均が45.26円安と前日終値を挟んだ値動きで方向感の無い展開が続いている。米債の下落や経済指標の悪化により、日本でも債券相場が下落していることで、先行き不透明感から半導体関連を中心としたテクノロジー関連銘柄が下落しているようだ。また、指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>も1200円の値下がり、東京エレクトロン<8035>も1000円以上の値下がりとなっている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:1ドル109円10銭近辺、経済指標悪化を嫌気か