2日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円95銭から106円68銭まで下落し、106円69銭で引けた。米国の景気回復期待を受けた債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となったが、ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事が先週の利回りの急伸に言及し、市場を監視していく姿勢を示したことからドル上昇は一服。FRBは長期債利回りの大幅な上昇に対応する何らかの措置を講じるとの思惑がさらに強まり、ドル買いは後退した。

ユーロ・ドルは1.2020ドルから1.2094ドルまで上昇し、1.2090ドルで引けた。ユーロ・円は128円48銭から129円08銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3896ドルから1.3977ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9189フランから0.9136フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利弱含みでドル買い縮小