1日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円52銭へ弱含んだのち106円89銭まで上昇し、106円76銭で引けた。米2月ISM製造業景況指数、製造業PMI改定値、1月建設支出が軒並み予想を上回ったほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン開発ワクチンが当局により緊急使用が許可されさらに、1.9兆ドル規模の追加経済対策のすみやかな成立期待でドル買い、リスク選好の円売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.2067ドルから1.2028ドルまで下落し、1.2049ドルで引けた。フランス中央銀行総裁が、「正当化しない利回りの上昇に対応すべき」と発言し、欧州中央銀行(ECB)が利回りの上昇抑制に動くとの見方にユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は128円22銭まで下落後、128円73銭まで戻した。ポンド・ドルは1.3904ドルから1.3960ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは0.9125フランから0.9159フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米景気回復期待でドル買い優勢