米国株式相場は続伸。ダウ平均は237.52ドル高の31385.76ドル、ナスダックは131.34ポイント高の13987.64で取引を終了した。大規模な追加経済対策の成立期待に寄り付き後、上昇した。イエレン財務長官は「1.9兆ドルの追加経済対策が成立すれば、来年には完全雇用に戻る」と議会に成立を促した。原油高や新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいること、国内での新型コロナの感染拡大が鈍化傾向にあることも支援し、終日堅調に推移。主要株式指数は史上最高値を更新し終了した。セクター別では、エネルギーが上昇、公益事業が小幅下落した。

ビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)はITのIBM(IBM)と人口知能(AI)分野での提携を発表し上昇。ディスカウント小売りのターゲット(TGT)はアナリストの投資判断引き上げを受け上昇した。民主党が経済対策の一環として航空会社向けの追加支援策を策定しているとの報道を受け、航空のアメリカン航空(AAL)やデルタ航空(DAL)なども買われた。ビットコイン関連銘柄のマラソン・パテント(MARA)やライオット・ブロックチェーン(RIOT)などはビットコイン価格の上昇で急伸。一方で、玩具大手のハズブロ(HAS)は、売上高、純利益ともにアナリスト予想を上回ったものの、見通しが嫌気され下落した。

証券取引委員会(SEC)に提出された報告書により電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)が15億ドル規模ビットコインに投資したことが明らかになったため、ビットコイン価格は急伸し、史上最高値を更新した。

Horiko Capital Management LLC

<FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ237ドル高、ワクチンや追加経済対策への期待続く