3日のドル・円は、東京市場では104円92銭から105円10銭まで上昇。欧米市場では、105円11銭から104円97銭まで下落し、105円02銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に105円近辺で推移か。米国の雇用回復への期待は持続しており、ドルは底堅い動きを維持するとみられる。

米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが2月3日に発表した1月雇用報告によると、民間部門雇用者数は前月から17.4万人増加した。増加幅は市場予想を上回った。市場関係者の間からは「新型コロナウイルスの感染流行は続いているものの、雇用市場のゆるやかな回復は続いている」との声が聞かれている。米労働省が5日に発表する1月雇用統計では、非農業部門雇用者数は小幅な増加に転じる見込みだが、ワクチン接種の拡大によって月間の雇用者数は2月以降、10万人を超えるとの見方も出ている。4-6月期における米国経済持ち直しへの期待も持続しており、目先的にドルは底堅い動きを保つ可能性がある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米雇用回復への期待持続でドル下げ渋りも