29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円62銭から104円85銭まで反発し、104円71銭で引けた。米10-12月期雇用コスト指数と12月コアPCE価格指数の上昇や、米1月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を上回ったことから、株安でも長期金利は上昇し、ドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.2156ドルまで上昇後、1.2125ドルまで反落し、1.2137ドルで引けた。フランスやドイツの国内総生産(GDP)が予想ほど悪化しなかったほか、「欧州中央銀行(ECB)は追加利下げに消極的である」との報道を受けてユーロ買いが強まった。ユーロ・円は126円90銭から127円34銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3751ドルまで上昇後、1.3692ドルまで反落した。ドル・スイスは0.8874フランまで下落後、0.8912フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利上昇を意識してドル買い優勢