NY外為市場ではユーロ買いが一段落した。フランス中銀のビルロワ・ドガロー総裁がECBのユーロ高けん制姿勢を繰り返したため。ユーロ・ドルは1.2140ドルから1.2176ドルまで上昇し日中高値を更新後、1.2162ドルまで反落。ユーロ・円は126円16銭の高値から126円08銭まで反落した。ユーロ・ポンドは0.8870ポンドから0.8852ポンドまで下落。

フランス中銀のビルロワ・ドガロー総裁はオンラインで開催されているダボス会議で、ECBの目標はインフレで、達成に向けパンデミック緊急購入プログラムPEPPの柔軟性を含め全手段を用いる準備があると再表明。ECBの目標達成のため、インフレは一時的に2％超えることも可能とした。さらに、インフレ見通しに影響する為替相場を綿密に監視していくと、最新の定例理事会後の会見でラガルドECB総裁が訴えた方針を繰り返した。

＜KY＞
情報提供元： FISCO
記事名：「 NY外為：ユーロ買い一服、仏中銀総裁がECBの為替監視姿勢を再表明 」