労働省が発表した週次新規失業保険申請件数は前週比2.6万件減の90万件と、増加予想に反して、前回92.6万件から減少した。失業保険継続受給者数も505.4万人と、前回518.1万人から予想外に減少。パンデミックによる経済封鎖が開始した3月中旬以来で最小となった。

同時刻に商務省が発表した12月新規住宅着工件数は前月比+5.8%の166.9万戸と、前月から減少予想に反し増加し2006年9月来で最高となった。住宅建設許可件数は前月比+4.5%と170.9万戸とやはり減少予想に反して11月163.5万戸から増加し、2006年8月来で最高となり、今後も住宅着工件数が増加する可能性を示唆した。

米1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は26.5と、12月9.1から予想以上に上昇。1年ぶりの高水準となった。

良好な結果を受けて米国債相場は下落。10年債利回りは1.12%まで上昇し、ドル買いが強まった。ドル・円は103円40銭付近から103円65銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.2173ドルの高値から1.2145ドルまで反落した。

【経済指標】
・米・12月住宅着工件数:166.9万戸(予想:156.0万戸、11月:157.8万戸← 154.7万戸)
・米・12月住宅建設許可件数:170.9万戸(予想:160.8万戸、11月:163.5万戸)
・米・1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:26.5(予想:11.8、12月:9.1←11.
1)
・米・先週分新規失業保険申請件数:90万件(予想:93.5万件、前回:92.6万件←96.5万件)
・米・失業保険継続受給者数:505.4万人(予想:530.0万人、前回:518.1万人←527.1万人)


<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 米12月住宅着工件数/週次新規失業保険申請件数/1月フィリー連銀製造業指数、ドル買い