日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は15日、前日比+1.11pt(上昇率5.06%)の23.04ptと上昇した。なお、高値は23.45pt、安値は21.76pt。日本時間の今朝、バイデン米次期大統領が1.9兆ドル(約200兆円)規模の追加経済対策案を公表したと伝えられる中、東京株式市場は売り買い交錯で始まった。ただ、追加経済対策案はすでに株価にはかなり織り込まれているとの見方のほか、目先材料出尽くし感もあり、日経225先物は取引開始後はマイナス圏で軟調に推移し、日経VIは上昇幅を拡大する動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経VI:上昇、株価軟調で市場心理やや悪化