以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家染谷エツ子氏(ブログ「えつこのFX日記~FXで家計にゆとりを~」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年12月27日17時に執筆


■私のコロナ禍の生活とFXトレード

2020年3月11日、世界保健機関(WHO)のデトロス事務局長は、新型コロナウイルス感染症がパンデミック(世界的な大流行)に至っているとの認識を示し、各国に対し一層の対策強化を求めました。

日本では2020年4月7日、新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)第32条第1項の規定に基づき、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発表され、同年3月2日から小中学校が一斉休校となりました。一旦一斉休校の期間を5月31日まで延長しましたが、5月25日に解除となりました。

私は2018年から自分で会社を設立し、帝国ホテルタワー内に事務所を持っています。私の会社では、感染のリスクを最小限に抑えるために、3月からは完全に自宅待機とし、業務を全てリモートで行うように切り替えました。私には中学生の息子がおりますが、約3カ月間にも及ぶ学校の休校は家の中で安全に新型コロナウイルス感染症から守ることが出来ると思えました。とはいえ自分が感染しては家族皆に感染させてしまうので、「とにかく自分が感染しない。家族も感染させない」と意識しながら慎重に過ごす日々でした。

自宅での勤務に完全に切り替えたので、事務所に通勤する時間、勤務時間以降の打ち合わせの時間が無くなりました。その分、トレードに取り組む時間が増えましたので、私のトレードの内容は、かなり良いものとなりました。1回のトレードの時間が30分~1時間くらいですが、1回のトレードでの利益は今までよりも増えるようになりました。外出自粛期間中も、自宅にいて運用資金がどんどん増えていくことは非常に有難いことでした。ですが、息子の一斉休校が解除された後の初夏のころから、私は体が非常にだるく感じることが増えていきました。

■自分がコロナ鬱と気が付くまで

朝早く起き、相場のニュースを読み漁り、その日のトレードに備える。そして、沢山のニュースから4000人以上いらっしゃる生徒様にお役に立つ情報をYouTubeで毎朝配信することは、私のライフスタイルとなっていました。収集した情報をまとめて説明する事は私にとって本当に楽しいやりがいのある事柄であり、それによって利益が増えたと言って頂けることに大きな生きがいを感じていました。「大好きなことを仕事に出来て本当に幸せだわ」と日々思う毎日でした。

仕事の業務では、2018年から会社を設立し、それを機に、全部の業務を自社で行うようになりました。他社にいつも売り上げの半分を手数料として取られていましたが、手数料は全く取られなくなりました。そうすると、「実際にはこんなに売り上げがあったのね。」と思うほどになりました。このような流れから、私の中では何となくですが、「コロナが早く落ち着けば、今まで通りの取り組みが出来る」と安易に考えていました。

ですが、自宅勤務に切り替え、夏が近づいた頃、その情報収集をするためにニュースを読み漁っても、それをまとめて文章にする作業に入ると、頭や体が非常に重たく感じるようになりました。だんだん午前中から情報を纏めてパワーポイントに書き写す作業が出来なくなり、無理に進めると頭痛や軽い目眩が起こるようになりました。体調が良いときにはトレードは出来るのですが、トレードをした後の疲労感が酷く、どうしようもなくだるくて、トレードの後は横になって休むことが多くなりました。7~9月はこのような状態で殆ど休んでいました。

そんな時に、お生徒様から「えつこ先生、それはコロナ鬱ではないかしら。」と言われたことをきっかけに、「コロナ鬱」ではないかと思うようになりました。自分自身では気が付くことが出来ませんでしたが、お生徒様の一言でやっと意識できました。そして、体調を崩して3カ月以上経ってやっと、軽い鬱病の症状だと分かったのです。

私は症状が軽かったので、治療薬での治療は行いませんでした。まずは何も気にしないで睡眠時間をしっかりと取る事、水分をしっかりと取る事、食事を栄養のあるものにする事、疲れを感じない自分の好きな事から取り組むことを勧められました。

自分の好きな事をすればいいということなので、まずはチャートを見ればいいのではないかと思い、チャートをずっと見ていました。トレードで利益は取れるのですが、ずっとチャートを見ていると頭痛がするので、必要以上にチャートを見ることは極力避け、チャートの次に自分の好きな文房具を手に取って、文字を書くことにしました。

今まで沢山の文房具を購入し、自分の名前を金箔にして印刷したオリジナルの便箋なども作っていたのですが、忙しくて全く使うことが出来ませんでした。気に入った万年筆やインクや便箋で、漢字の練習を可能な時間だけするようにしました。今まで購入していたのに使うことが出来なかった綺麗な便箋やノートや万年筆のインクを見て、「今まで忙しくて全然使えなかったけど、やっと使えるわ」と思いつつ、ゆっくりと文字が書けることを、とても嬉しく感じました。

文字を書くようになってすぐに、頭の中がすっきりして物事を整理して考える事が出来るようになり、起き上がっている時間が長くなってきました。ですが、書き物やチャートを見る時に体調が良いと、つい睡眠不足になるほど没頭してしまい、翌日から2、3日間は何もできないくらいにだるくなることを繰り返しました。その後は漢字の練習をし、栄養のある食事や睡眠時間をしっかりとるように意識して、状態は確実に回復しました。

年齢的にも私は50歳代ですので、睡眠不足や栄養の偏りはすぐに体調不良につながるのだとも思いました。コロナ鬱を克服するためには、焦らずに自分に無理の無い様に取り組むことが一番大切だと実感している今日この頃です。

■いつもとは違う体調の悪さなどを抱える皆様へ。

行動制限からくる業績不振で、お仕事を失う方が例年の3倍以上増えている状態です。このような状況で、その辛さや心苦しさなどのストレスを一人で抱えてしまうと、気が付かないうちにご自分を追い詰めてしまう事になってしまいます。そういったストレスが徐々に体を蝕むのだという事を、私はこの2020年に初めて経験しました。

もし、「何となく体調が悪い状態が続く」、「体がいつもよりだるくて仕方がない」、「今まで感じたことの無いくらいに気分がふさぎ込んでしまう」などの状態が長く続く場合は、出来るだけ早く心療内科を受診されてください。今はリモート診断が当たり前になっていますので、安心して診察していただけます。

私たちは生きてさえすれば、希望を持つことが出来ます。ですが、このコロナ鬱は鬱病です。鬱病は体調が悪くなり、精神的に衰弱してしまい、生きる希望を失ってしまうような状況になる方もいます。特に、感情を表に出さない日本人の特徴として、症状が本当に深刻になればなるほど、「誰にも一切相談しない」人が多いことも事実です。

今の困難は世界中の人が同時に経験しています。決してあなた一人だけでありません。まず、「誰かに相談する事」。このことを必ず行うようにされてください。焦らず乗り越えてください。とても良いことの前に、とても辛い事があるものです。

私は2021年を沢山の方と素晴らしい年にしたいので、焦らず無理をせず、優しい人と優しい会話をするようにして、自分を大切にし、トレードも無理をせず取り組みたいと思います。

■トレードをしていて良かったと思うこと

2008年からトレードを本格的に始めてもう13年目に入ろうとしています。身に沁みついたチャートの判断方法と、今まで培ってきた報道の知識、ファンダメンタルの知識は、コロナ禍の状況でも私に利益をもたらしてくれました。好きこそものの上手なれとよく言いますが、チャートさえ見ることが出来て、相場の動きを判断することが出来れば、困難な状況下でも、困難を感じる精神状態でも、何とか超えていけると思えた1年でもありました。自分自身が大好きになったものが、FXのトレードで本当に良かったと思います。

新型コロナウイルス感染症が存在しなければ、私は2021年で公に情報発信する立場は引退するつもりでした。ですが、今年はもう随分と休んでしまいましたので、2012年も続けていこうと思っています。そして、自分の増やした資金で沢山の方が笑顔になるような何かを始めることが出来たらと思っています。

皆様にとって2021が良い年となりますように。
ぜひご一緒に励まし合いながら、良い年としていきたいと思います。

今回の記事が皆様に少しでもお役に立つことが出来ましたら、私としましても大変有難い事です。
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執筆者名:染谷えつこ為替研究所株式会社 代表取締役 染谷エツ子
ブログ名:えつこのFX日記~FXで家計にゆとりを~

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情報提供元: FISCO
記事名:「 染谷エツ子:2020年を振り返って コロナ鬱とFXトレード【FISCOソーシャルレポーター】