24日のドル・円は、東京市場では103円62銭から103円50銭まで下落。欧米市場では、103円59銭から103円77銭まで反発し、103円67銭で取引終了。本日25日のドル・円は、103円台で推移か。欧米主要国はクリスマス休場となるため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。

米議会で2021年度予算案と一体化している新型コロナウイルス追加経済対策法案が修正できなかったことから、12月24日の米国債券市場では長期債利回りがやや低下した。トランプ米大統領は、国民への現金給付金の引き上げや不必要な支出排除などの修正を求めており、修正されない場合は署名しないようだ。下院民主党は国民への現金給付金について、1人当たり600ドルから2000ドルへの引き上げを求めたが、共和党は反対した。報道によると、民主党のペロシ下院議長は28日に、現金給付金を増額する単独案の採決を目指す意向を示している。

つなぎ予算の期限切れとなる12月28日までに適切な対応が取られない場合、政府機関は29日から一部閉鎖となる可能性がある。市場関係者の間では、「詳しい事情はわからないが、共和党が28日までにどのような対応を見せるか、予断を許さない状況が続く」との声が聞かれており、年末前に米国の政治不安は増大し、金融市場を圧迫する可能性がある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:欧米クリスマス休場で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み