NY外為市場でドル・円は103円30銭から103円68銭まで上昇した。米追加経済対策の合意成立期待を受けた債券利回りの上昇に伴いドル買いが再燃。ユーロ・円は125円92銭から126円35銭まで上昇し日中高値を更新した。ユーロ・ドルは1.21ドル台後半でもみ合いが続いた。

共和党のマコーネル上院院内総務は「追加経済対策の協議、かなり進展した」との見解で、週内に合意成立する見通しを示した。民主党シューマー上院院内総務は、将来的にさらなる支援の可能性にも言及。関係筋の話としては、9000億ドル若干割れの規模で州政府への支援は含まれず、直接的な国民への資金支給が含まれるという。

米国債券相場は、追加経済対策の成立期待に一時大幅下落。しかし、連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、その後は下げ幅を縮小した。米10年債利回りは一時0.95%まで上昇。その後は、0.91%まで戻した。

ダウ平均株価は35ドル安で推移した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル・円下げ止まる、米追加経済対策の週内の合意成立が濃厚に