NY外為市場ではポンド売りが一段落した。英国のEU離脱後の通商協定を巡る交渉は13日まで継続。しかし、欧州委員長がEU首脳に合意なしの公算が最も大きいと発言したことに続き、ジョンソン英首相が、「自由貿易協定(FTA)で合意なくEUを離脱する可能性が非常にかなり高い」と悲観的な見方を示したため、朝方は英国の合意ないEU離脱への警戒感にポンド売りが加速した。

ポンド・ドルは1.3135ドルまで下落したのち、1.3250ドルまで反発。ポンド円は136円80銭まで下落後、137円69銭まで反発した。


・コーヴニー・アイルランド外相
「通商交渉での合意依然可能」「交渉が容易だったことはない」
「漁業権問題で妥協点を見つける必要」


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ポンド売り一服、通商交渉の行方睨む